一心寺地蔵盆フェスティバル

NEW また2年後にお会いできますように(^^)

「地蔵盆」全て終わって、今日は片付けの日。

2025の道具たちも「おうち」に帰りました。
とりあえず2年間ここで休んでもらう。



またDVDが出来上がったりしたらお知らせいたしますが(^^)
これでほんとに終了。

ここでの書き込みもしばらくなくなるかと思います。
「稽古ブログ」などと言いながら、ほとんど私の日記形式みたいになりまして、
まぁ、別にお詫びすることもないと思うんですが、
もちょっと「稽古裏話」みたいにしても良かったかとも思います(^^;)

といいつつ、少し備忘録的に書かせていただきます。

『へこきクマのプップププー2025』

・台本の改稿
もともと一旦「完成品」として鄭さんと作り、そのまま台本が残っている作品の「再演」
ある種の「新鮮さ」をどう出すか?が当初少し心配でした。
が、そこは演出:金哲義さんのお力で素晴らしい「2025版」になったと思う。
改稿の構想段階から丁寧にご相談いただいた金さん、そして改稿を快諾していただいた鄭さんに改めて感謝申しあげたい。
「チー」に新しい設定が加わったこと、化け猫との闘いが「空中戦」になったこと、
それぞれの役に細かくアイデアを足し引きしいくことで、かなり新しい、というか「別の作品」になったかもしれない。
おかげで出演者、スタッフともに「なぞる」ことなく、新鮮に創作に取り組むことが出来た。

・「合宿」を行ったこと
企画当初、私自身は「合宿」の効果について少し懐疑的だった。
そりゃ、楽しいのは楽しいだろう、でも果たして稽古効果としてはどれほどか?と。
でも、結果、とても効果があったと思う。
「団結力」とか「結束感」とか「絆」とか抽象的な言葉になってしまうが、
寝食を共にし、生の生活部分まで互いに知ることで、その後の創作スピードが上がった。
スタッフ・役者間でも、役者同士でも、かなり「つっこんだ」言葉のやりとりをしても、
それが「最終的には相互関係を決裂させることはない」という自信をもってやり取りできる。
これが稽古速度を上げることになったと思う。
もちろん測定などできる話ではないが、肌感でそう感じた。

・様々な背景をもつ人たちと出会えたこと
出演者は全部で27人。年齢、経験、熱量、スケジュール、、、皆さんバラバラ。
製作側として一番楽なのは、一つのルールで皆さんを「塗りつぶし」てしまうやり方。
個々の要望や背景は斟酌せずに進める、という方法だ。
だが、それでは「軍隊」だ。
私はそもそも演劇などをする人間は「右向け右!」と言われたら、
「嫌だっ!!」と叫んで、どっかに逃げていくような人間がやるもんだと思っている。
だが、個々の背景を斟酌するということは、問題が複雑になり、
要は「仕事量」がめちゃくちゃ増えるということ(^^;)
だが、今回は手前味噌だが、相当「粘れた」と思う。
複雑な対応に、出演者・スタッフ一同本当によく対応していただいたと、
改めて心から感謝申し上げたい。

・・・などなど(^^;)
他にも色々ありますが、せっかく公演がいい感じだったので、
「蛇足」はこの辺で<m(__)m>

次回は2027年8月の上演を予定しています!!

皆様、その時にまた「プー」に会いにきてください!!(^^)

あらすじ

こぐまのプップププーは、いつもおならばかりして、みんなに笑われバカにされ「へこきクマ」と呼ばれている。
そんな自分を「そんけーされるクマ」に生まれ変わらせ「しあわせ」になりたいと、親友の猫のチーと一緒に、おならをとめる修行の旅に出る。
目指すは遥か遠く、東の東、そのまた東のその先をちょっと右に曲がったところにあるという「へこき道場」。
修行の旅は波乱万丈!
嵐にもまれる帆船、親切なカモメやかわいい村娘との出会い、怪しい竜神や胡散臭い道場長…とめたかったおならを武器に、プップププーは旅の中で少しずつ成長していく。

旅の果てにプップププーは「そんけーされるクマ」になって「しあわせ」を掴み取れるのだろうか!?