一心寺地蔵盆フェスティバル

このお話は、けっして特別な日でも特別なところでもなく、どこにでもありそうな都会の、道路上の朝から夕暮れまでの出来事です。
主人公のローラーくんは、がんばり屋。みなさんはローラーくんを見たことはありますか?工事現場や道路のでこぼこをなおすのにいなくてはならない働く車です。知っての通りローラーは大きくて力持ち、重量感たっぷりです。スポーツカーやバイクのようにカッコヨクはないし、のろのろ走るのでスピードは出ません。ですから、みんなから「のろま」とよばれることもあります。それでもローラーくんは慌てることなくでこぼこ道をみちぶしん。困っている車がいれば優しく手をさしのべ、みんなが気持ちよく走れるように今日も元気にみちぶしん。
このお話をとおして、優しさ、ゆずりあうことの大切さをお届けしたいと思います。

あらすじ

こぐまのプップププーは、いつもおならばかりして、みんなに笑われバカにされ「へこきクマ」と呼ばれている。
そんな自分を「そんけーされるクマ」に生まれ変わらせ「しあわせ」になりたいと、親友の猫のチーと一緒に、おならをとめる修行の旅に出る。
目指すは遥か遠く、東の東、そのまた東のその先をちょっと右に曲がったところにあるという「へこき道場」。
修行の旅は波乱万丈!
嵐にもまれる帆船、親切なカモメやかわいい村娘との出会い、怪しい竜神や胡散臭い道場長…とめたかったおならを武器に、プップププーは旅の中で少しずつ成長していく。

旅の果てにプップププーは「そんけーされるクマ」になって「しあわせ」を掴み取れるのだろうか!?